社会人に経済の情報収集は必須。
銀行員さんの中には、新聞の読み合わせをしている支店も多いのではないでしょうか。
でも、日経新聞って本当に高いですよね。
日経新聞の購読コストを抑えたい皆さんに、なるべく安く【正攻法で】日経新聞を読む方法をご紹介します!
日経新聞を安く読む方法3選
1.【簡易版】楽天証券の日経テレコン(無料)を利用する
「日経新聞の全部の記事が読めなくてもいい」「簡易版でもいいから無料で日経新聞を読みたい」という方には楽天証券の口座開設(無料)をおすすめします。
楽天証券に口座開設をすると『日経テレコン(楽天証券版)』が利用できるようになります。そこでは以下のサービスが無料で提供されています。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
ポイント①:完全無料で利用できる
『日経テレコン(楽天証券版)』は、日経新聞の有料会員とは異なり、朝刊・夕刊のすべての記事が読めるようにはなりません。しかし、朝刊夕刊あわせて3日分見ることができるため、『社会人としての情報収集』という形であれば十分です。
ポイント②:過去記事検索が日経電子版の有料会員より充実している
『日経テレコン(楽天証券版)』は過去1年間分の記事の検索が可能です。実は、日経新聞の有料会員は過去3か月分の記事しか検索ができないので、過去の記事の検索という点は無料の『日経テレコン(楽天証券版)』のほうが優れています。
日経電子版があくまで「最新ニュースを報道するためのニュースサイト」であるのに対して、日経テレコンは、「記事・企業データベースサービス」です。その利用目的の違いから、日経テレコンのほうが無料でありながらも検索機能が充実しているというわけです。
デメリット①:口座開設の手間がかかる
『日経テレコン(楽天証券版)』の利用には、楽天証券の口座開設およびログインが必要です。
マイナンバーを準備したり、あわせて銀行口座を作成したり、楽天証券に取引がない人にとっては少々手間がかかります。
デメリット②:すべての記事が読み放題ではない
『日経テレコン(楽天証券版)』は、直近の3日分の朝刊・夕刊しか読むことができません。
そして配信内容も楽天証券用にカスタマイズされているため、すべての記事が読めるわけではありません。日経新聞の有料会員は、すべての朝刊・夕刊の記事が30日分読み放題になりますから、この点は大きなデメリットです。
デメリット③:その他の有料会員特典が使えない
日経新聞の有料会員の特典である「MYニュース機能」が利用できないため、新聞記事の保存や特定企業・業界情報などの自動収集機能が使えません。
また閲覧には、楽天証券の専用アプリ「iSPEED for iPhone/Android」か、WEBから「マーケットスピード」を利用する必要があります。日経新聞提供の「紙面ビューアー」等も使えません。そのため、どの記事が一面の大きなニュースなのか等が一見するとわかりづらく、記事の一覧性は下がります。
2.【電子版】『COCORO BOOKS』を利用する
新聞の読み合わせが必要などの理由で、すべての記事を読む必要がある場合、正攻法で安くできる方法は1つしかありません。「COCORO BOOKS」を利用することです。
購読料金は公式からの申込みと同じ4,277円ですが、ボーナスポイント等を加味すると、実質約3800円で正規の日経新聞が購読可能になります。
ポイント①:公式からの申込みと同様の「日経電子版の有料会員サービス」が受けられる
「COCORO BOOKS」から、申込みをすると以下のサービスが利用できます。
公式から有料会員を申込む場合と遜色なく、日経電子版のサービスを利用できます。
〈サービス内容〉
- 会員限定記事
日経電子版サイトのすべての会員限定記事が無制限に読めます。
- ニュースメール
速報メールをはじめ、すべてのニュースメールサービスが利用できます。
- 朝刊・夕刊 過去記事検索
過去3カ月間の記事を上限なく検索して本文を閲覧できます。
- 記事保存
記事を保存してパソコンや携帯電話でいつでも読めます。
- 自動記事収集
登録したキーワードの記事を自動収集。メール転送も可能です。
- 朝刊・夕刊
読みなれた「新聞」を「そのまま」パソコンやタブレット型端末、スマートフォンで表示する紙面ビューアーが利用できます(30日分を集録)。
ポイント②:ポイントを活用し、手間なく公式よりお得に購読できる
「COCORO BOOKS」では、サイト内で利用できるポイントを購入し、それを日経電子版の購読料に充てることで毎月お得に新聞を読むことが可能です。
具体的には、「ゴールドプラン」として4000円で4400ポイント(1ポイント=1円相当)のポイントを毎月定期的に購入します。日経電子版の購読料は月額4,277円ですので、購入したポイントを新聞購読に充てることで、実質4,000円/月で日経電子版を購読することができます。もちろんより多くのポイントを定期購入すれば、ボーナスポイントも増えますから、よりお得に利用できます。
ポイントは自動購入されるので、一度設定すれば更新等の手間もかかりません。
残りの約150ポイントは5か月持ち越しもできるので、ためてから他の電子書籍等の購入に利用することができます。東洋経済や週刊ダイヤモンドなどの経済雑誌も取り扱いしているので、そちらにあててもいいですね。
※更にポイントサイト「モッピー」を利用すれば、新規日経新聞電子版の購読に限り、追加でモッピーポイントも獲得することができます。
デメリット①:高いは高い
購読料自体は、公式から申し込む日経電子版と同じ4,277円です。
ポイントを利用すれば安くはなりますが、高いといえば高いままです。
デメリット②:定期購読しかできない
「COCORO BOOKS」では、定期購読しかできません。
後述しますが、購入の手間を惜しまず、出勤日しか新聞がいらないということであれば、情報量の多い朝刊のみを都度購入するほうが若干安くなります。
デメリット③:電子版しか利用できない
「COCORO BOOKS」はSHARPの電子書籍ストアです。
当然利用できるのは電子版で、ポイント等はお得ですが『紙面』で読みたい方には不向きです。
3.【紙面版】出勤日に朝刊のみ都度購入する
とてもアナログですが、「出勤日のみ朝刊を都度購入する」というのも簡単に安く済ませる方法です。
私の場合、最初は電子版で購読していたのですが、どうしても紙面で読みたくなり最終的にはここに落ち着きました。
ポイント①:価格が安くなる
情報収集という点では、朝刊だけで充分です。
朝刊は1日当たり180円ですから、
都度購入なら1か月あたり 180円×20日=3600円 で済ますことができます。
なお新聞は、コンビニやスーパーでも購入できますから、クレジットカードや電子マネーのポイントもきちんとためることができます。
正攻法の「COCORO BOOKS」が購読料金4,277円で、4000円あたり4400ポイントもらえることを考慮すると、1か月あたり 4000円-(4400円-4277円)=3,870円ですから、やや都度購入のほうが安くなります。
メリット②:紙面で読める
日経テレコンや「COCORO BOOKS」は、すべて電子版のサービスです。
正攻法で紙面で安く読みたい場合には、朝刊の都度購入一択ですね。
デメリット①:購入の手間がかかる
正直、毎朝購入するのが手間にはなります。日経新聞は駅の自動販売機でも購入することができますが、支払いが現金しか対応していないケースが多いです。
クレジットカード等を利用しポイントも溜めたい場合にはコンビニ等を利用することになるのですが、当然食べ物等の誘惑も多いので、意志が弱いと散財してしまうこともあります。
(私はかなり誘惑に負けました・・・)
デメリット②:入手が遅く、読む時間が減る
宅配と比較したデメリットですが、新聞を手に入れるまでに時間がかかるのがネックです。
私のように出社の際に新聞を購入していると、自宅で支度をしながらじっくり読むことはもちろんできません。通勤時間が短い人や、会社に出社する時間がギリギリの人は、更に読む時間が限られます。
※紙面がいいけど読む時間も欲しいという方は、地域の新聞販売店に朝刊のみ宅配してもらえないか直接交渉するのも手です。(公式サイトから申し込むと自動で朝刊・夕刊セットになります)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
3つの方法を紹介しましたが、状況や目的によって最善の方法は異なってくると思います。以下におすすめの方法をまとめます。
【正攻法で自分一人で利用する】
①すべての記事が読めなくて無料で読みたい
→日経テレコン(楽天証券版):無料
②手間なく電子でお得に読みたい
→「COCORO BOOKS」:3,870円
③ぜったいに紙面で読みたい
→「朝刊を都度購入」:約3,600円
個人的には、情報収集だけであれば、日経テレコン(楽天証券版)をおすすめします。
『日経テレコン(楽天証券版)』は無料とは思えないほど、充実しています。
企業研究や業界調査等で過去記事もふくめて日経新聞を利用したい場合には、無料の『日経テレコン(楽天証券版)』のほうが優れているともいえるでしょう。
楽天証券自体は無料で口座開設できます。いちど日経テレコンを利用してみて「読みたいページが読めないな」「簡易版では物足りない」と感じてから、日経新聞の有料会員への切り替えを検討するのも遅くはないでしょう。
参考になればうれしいです。
【参考】
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